これを書いている2006年4月現在、日銀の量的緩和政策が解除されて、
金利が便乗利上げをしはじめています。

幸いにもゼロ金利政策は解除されていないので急激な上昇はまだないものの、 かなりのスピードで金利があがってきています。

銀行なども固定長期の住宅ローンを軒並み主軸にしていますが、
マイホーム建築をしようとしている人にはやはり利上げはきついですよね。
銀行の預金金利よりも住宅ローンの金利の上昇率のほうが上なのですから、困り者です。

さて住宅ローンにはいろいろな種類があります。
それこそいろいろなWEBにありますので詳細は他に譲るとして概略だけ。
(詳しくは、リンクのページをご覧ください。)


<元金均等返済
  元利均等返済>

  
まずは借りる利息払いの方式から・・・

借りる金額が少なく短期で返せる人向け ⇒ 元金均等返済
借りる金額が多く長期で返す人向け ⇒ 元利均等返済

同じ金額を借りたときの利子は、元金均等返済の方が利子が少ないので
トータルとしては得ですが、はじめの月当たりの返済額がかなり大きく後に
なるほど小さくなるため、銀行の審査は厳しくなります。
(それに利子が少ない分、銀行もあまり好まない?)

一方、元利均等返済は毎月の支払いはそれほど変化しません。 
ただし、利子は多くつくのでトータルの返済金額は多くなってしまいます。
銀行としても利子が多く、長くお付き合いできるので、審査はそれほど厳しくないです。



<固定金利と
    変動金利>



ライフプランに大きくかかわる部分ですね
金利というのは日々変化します。
その変化に対してどの時点で追従するかが、二つの方式で違います。

変動金利 そのときそのときの金利の変化にあわせて追従する。
その時々の低い金利で借りるので、固定金利と比べて余分な利子を払わなくてよい可能性が高いものの、金利の急激な上昇がおこると、固定金利より損することがある。
固定金利 金利確定時点から選択した年数は金利が一定なので、金利がどのように変動しようとその年数は安泰であるものの、金利確定時点では変動金利より大体高い金利になってるので、 その期間、ローン金利が一定であるならば変動金利より多く利子を払うことになる。

 
(固定金利の年数)
金融機関によって違いますが、大体見てみると、
1,2,3,5,10,15,20,25,30,35年と選ぶことができます。

ローンを最長の35年で借りるとして
金利の選択を例えば、
はじめ、5年もの、次に20年もの、最後に10年もの、といった段階的に選択していくことで、トータル35年のローンを返していきます。

変動金利とのクロスポイントは大体2年ものから逆転します。
それなら、固定金利の1年を選んで毎年ずーっと1年を選び続ければいいと思うかもしれませんが、固定金利1年終了後は自動的に変動金利に移行されます。

その後、また固定金利にしたい場合には手数料として数万円取られます。
この金額を考慮すると、借りた金額や返済方式にもよりますが、本当に得をするのかどうかは微妙なところです。

じゃあ、35年一発の固定金利で借りれば変な手数料もかからないしいいじゃない!
と思うかもしれませんが、もちろんこれを選択できるのなら越したことはないのですが、利率が非常に高いです。

元利均等返済の場合、はじめの年は利子ばかり返済している年にもかかわらず、高利率の利子がかさむので総返済額はかなり増えてしまいます。

フラット35は低金利で35年と証券化ローンならではのうまみがありますが、
いろいろメリット、デメリットがあります。 
それについてはまた別に・・・


つま 「やーっぱ1,2年ものはだめねー」
だんな 「となるとうちは金利の上昇に備えて安全志向?」
つま 「なんか違うのよ、こう深みがないっていうか、軽すぎるのよね」
だんな 「深みねー、まさか35年一発!?(」゜ロ゜)」 」
つま 「35年ものなんて手に入らないわよ」
だんな 「いや、フラット35なら低金利だし・・・」
つま 「ああ、このまえの20年ものがよかったわー」
だんな 「この前?」
つま 「そう、この前のほうが酸味もあって飲み口がよかったわ」
だんな 「ああ、ワインの話か (;^_^ A」