建物を作るにはかなりの項目があります。
建物は主に「本体」、「税金」、「外部」、「外構」、「検査」、「建築」、「式典」、「加盟金」に分けられます。
よく、本体以外でこんなにとるなんて詐欺だという施主もいるようですが、
表に見えないで本体に含めて高くなっているか、その分本体が安くてきちんと明細がわかれているかの差で、 家を建てる以上どうしても必要な経費です。 



「本体」 家全体の価格(基礎、屋根、構造)と内装(クロス)、建具(ドア)、設備(キッチン、バス)が含まれます。
キッチンやバスなどはこだわる人が多いのではないでしょうか?



「税金」
印紙代金 建物の値段で変わる。
500万〜1000万・・・10,000円
1000万〜5000万・・・15,000円
これは売買契約書に必要になります。
登録免許税 建物の場合、不動産表示登記と所有権保存登記の2種類が必要になります。
不動産表示登記の登録免許税は無料です。
所有権保存登記は、固定資産税評価額x税率です。
(私のときは0.15%)
固定資産税評価額は役所の人が算定します。
司法書士報酬 所有権保存登記してもらうのに司法書士さんに依頼する場合報酬が必要です。数万円。
家屋調査士報酬 不動産表示登記をしてもらう測量や登記代。数万円。
登記簿閲覧 資料作成用の代金。1,000円。
謄本登録税 登記の更正、変更または抹消。
 (不動産1個あたり1,000円)



「買った後に
かかるもの」

不動産取得税 不動産を取得したときにかかる税金。数万円
(軽減措置あり)
固定資産税 毎年払う。数万円(軽減措置あり)。
都市計画税 毎年払う。数万円。



「外部」

これらは土地が決まらないと算定できません。

見積もる際には少し多めに見積もっておきましょう。
屋外給水配管
工事
家と上水道をつなぐ配管工事。
(家の配置によって配管の長さが変わります) 
20万-30万円。
立水栓 庭に水撒きしたりあらったりするための水道。3万-5万円。
屋外雑排水汚水
配管工事
下水用の配管。
(家の配置によって配管の長さが変わります) 
30万ー40万円
上下水道申請
手続き費用
6万-9万円
雨水排水工事 土地によって雨水の処理を義務付けられていたりします。
道路分水工事 これも土地によって引き込み済みと引き込まれてない土地とあります。
引き込まれていないところは、道路を壊して配管するので、かなりのお金がかかります。
30万-40万円。
土地を買うときにはかならず重要事項説明書で確認をしてから購入してください
地盤改良費 以前田んぼを埋め立てた場所とかで、地盤改良が必要なときには費用がかかります。
土地を購入する前にどういう土地だったか調査するか、地盤調査をしてから購入するなど、注意できるならしたほうがいいです。 
私みたいにしないですむように”祈る”という手もあります。
50万円〜100万円。



「検査」
建築確認申請料 役所に提出する建築確認申請を出す申請書作成&提出代行の手数料。30万〜40万円。
中間、完了検査料 第3者機関によるチェックを受ける。1回。数万円。
地盤調査料 スウェーデン式サウディング法で地盤を調査する費用。1回。数万円。
現場管理費&
残材処分費
建築のときにでた産廃の処理。数十万円。



「その他」














「外構」
外構は家の顔にあたります。 
柵なしで砂利ひくだけだと「ああ、外構までお金まわせなかったんだなあ」と
知っている人から見ると思われてしまいます。

凝れば凝るほどお金が湯水のように飛んでいくので注意が必要です。

門扉、フェンス、植栽(芝生や植木)、土留め、外部照明、駐車場、表札、ポストなどがあります。
全部で土地の広さにもよりますが。80万から200万といったところです。

「建築に際して」
家を建てる際の必ず必要な設備。
仮設電気工事、仮設水道工事、仮設トイレ、養生費、残土処分、電線を守る防護管など、 これらも残念ながら土地が決まらないとわかりません。

残土もどれくらい処分する必要があるかも分かりませんしね 。


「式典」
地鎮祭、上棟式、近隣への配慮、引越しの挨拶などなど、費用をかけるかかけないかは施主しだいですね。


「加盟金」
電気加盟金、電話加盟金、インターネット設備など。


「その他」
引越し代、新しい家具など。



どうです? 
家を建てると結構お金かかりますよねー。

大体、家の本体価格+300万から500万かかると思っておけば間違いないです。