アメニガーデンホームさんのおかげで、ベースとなる建物が決まり、駐車場や庭の広さなどを考慮に入れた土地の大きさが分かってから、すぐに土地探しをはじめました。
(もちろんアメニさんも土地を探してくれてます)



「価値観のずれ」 方々の不動産屋さんを回り条件の広さの土地の資料をいただき
ひとつひとつを回ってチェックするというのがこのころの週末の日課でした。
普通ですとこの地域で土地を探しているともうちょっと具体的な意思があるのが普通ですが、二人の価値観のずれが大きく響きます。

(「つま」の要望)

「つまの理想」に関連している
つまの要望は
● 南面道路(6m以上)、南庭、南玄関、南間口10mくらい
●キレイな街並
● 若い人がいっぱい住んでる新興住宅地

(「だんな」の要望)
一方 だんなの要望はとにかく利便性
両親は車の免許を持っておらず、
私が建てようとしている地域は完全な車社会
しかし親の買い物に車の運転をしてあげるようなことは望んでいません。
きちんと両親には自立して生活をしてほしい。
(徒歩圏内 = 1km内、自転車圏内 = 2km内とすると)

● 徒歩圏内には小学校、コンビニ、クリニック
● 自転車圏内にはショッピングセンター、中学校、銀行、救急病院、郵便局

というのが私の希望でした。

加えてこの条件に値段が加わると、どの地域に建てていいのか見当がつきません。 
そこで土地の広さと値段でひっかかる物件をひとつひとつチェックしていくことになります。
値段と利便性のあったところがあっても「つま」の要望に合いません。
数週間かけてすべてをチェックしても二人の納得する土地は見つかりませんでした。

だんな 「どうしましょう?
「つま」が納得してくれる土地が見つかりません。 」
Tさん 「土地も縁ですから。
結婚相手と同じで、ピンと来るときはすぐ分かります。
焦らず探しましょう 」
だんな 「そんなもんですか?」
Tさん 「そんなもんですよ (^o^)」

Tさんには、ずいぶん励ましてもらいました。



「迷走する土地探し」 不動産屋を十軒以上回りますと、出てくる物件は当然重なります。
土地の地番を聞いただけで土地の価格が言えるほど、現在でている物件に精通してしまいました。

当然こうなると、不動産屋さんに掘り出し物が出たら知らせてもらうようにお伝えします。
しかし上記の条件と価格をいうと「探しておきます」と愛想よく言ってなんの連絡も来ない業者さんや
”そんな土地があったら私が買うよ”とばかりに鼻で笑ってくる業者さんも中にはいます。(こちらは大真面目なのに・・・・) 

「何十年か経てばでてくるのでは?」と笑われたこともあります。
今、思い出すだけでも胸がかきむしりたくなるほど悔しい経験です。

だんな 「つまー、くやしいよー」
つま よしよし (>_<)ヾ(^^ )



「理想の土地をたずねて三千里」
はるかーー♪ 草原をー♪ ひとつかみの雲がー♪
あてもなくさまよいー とーんでゆくー♪

この曲がこのころの私の心境です。

発想を変えて土地探しに取り組むことにしました。
価格の条件をはずして、自分達が理想としている土地を探して
その土地はいくらだせば買えるのかを知ることにしようと
そしてその条件があてはまらないのであれば家を建てるのをやめようと・・・

市内を「つま」と二人でかなりドライブしました。
二人がお互いにここだね!って納得する区域に出会うことができたのは
それから間もなくのことでした。




「なんとかするしかないでしょう!」
見つかった区域の土地の坪単価は当初想定していた倍近い額の場所でした。
でも、私たちにはここしかありません。 
なんとかするしかありません。

住宅ローンの依頼先を当初想定してた銀行から、別の銀行へ変更して借りれる上限金額を引き上げたり、それに伴って返済プランをみなおして、どこまで耐えられるのかを再計算しました。

ランニングコストを再計算して、二世帯になったときの月額光熱費と生活費と年収からローンの返済金額をシミュレーションしたりしました。

この甲斐あってなんとかこの土地の坪単価で欲しい坪数を買えるだけの費用を捻出できるめどが立ちました。