「ローンをうまくまとめるには」

良い金融機関で良い方に出会えるかということと同義です。

住宅ローンの事前相談&事前審査(仮審査)は手数料が無料ですので、
土地と建物の購入金額が決まったら、
もしくは自分は最大いくらまで借りることができるのかを知るのに、
色々な銀行で行うと良いと思われます。 

そのときに良い担当者と出会うことができると、
仮に条件が合わない場合、どうすれば良いのかのアドバイスを受けることができます。

みなさんも良い人にお会いできることを願っています。



「二軒建てるときの住宅ローンの最大の敵」

二軒建てるときの住宅ローンの最大の敵は、
「本人居住用の土地、住宅の購入に限る」という文言です。

私のときは、かなりの金融機関でこの部分でひっかかりました。
(今はフラット35も祖父母、親、子、孫までの住居建築融資が可能になったので各種金融機関も規則がかわっていくのかもしれません。)

これは居住用財産に抵当権を設定するので仕方のないことかもしれません。
ちなみに居住用財産とは、本人が住んでいる家とその土地のことで、
本人が住んでいなくても、以下の@かAの条件に該当すれば居住用財産とみなされます。

@ 転勤などの事情で所有者が家族と離れて済んでいる場合
A これまで所有者が住んでいた家で、所有者が住まなくなってからも所有者と生計を共にしている親族が住んでいて、居住用財産の課税の特例を受けていない、所有者が今住んでいる家は自己の所有するものではないことの全ての条件を満たしている場合。

ちと難しいですね すいません (;^_^ A
これらを二世帯に合わせて総合すると以下のようになります。

親も子供も独立している場合  ⇒  この場合、生計を共にしていることにならないので、
上の文言では二軒建てをする場合は親子双方で住宅ローンを組むことになります。

親か子供が生計を立てていて片方を扶養している場合  ⇒  この場合 生計を共にしているので、金融機関が本人居住用の定義を親族まで範囲を広げてくれれば扶養者の住宅ローンで二軒建てられます。 
(源泉徴収表、親族の収入証明書なども用意しておくと信用してくれます。私はそうしました)

もし本人居住用の定義を親族まで範囲を広げてくれない場合
残念ながらセカンドハウスローンなどで対応することになります・・・・




「ローンを一本にまとめるには・・」

私の場合 正直に話して、

「数年前から両親を扶養して生計はもともと共にしているのですが現在、私の就職の関係で離れた遠隔地に住んでいます。
今後(介護)のことも含めて、土地を買ってひとつの土地に住むことを考えています。
しかし二世帯同居ではお互いの生活が崩れていくことがわかったので二軒建てをしたいと思っています。
費用もそんなにかけられないので協力していただけませんか?」 

と伝えました。

扶養している証明書はいっぱい用意しておいたので、すぐに状況を理解してもらうことができました。

以下のような条件を入れることで、やむをえず二軒になったことをアピールしました。

建築請負書は同一会社で一通で作成する。
建築時期は同一時期で、受け渡し日も同一ですので融資実行に影響させない。
建築確認申請も同日で両方提出する。

などなど 

金融機関によっていろいろ違うと思います。
皆さんの事情を誠実にお話すれば、きっと金融機関さんも考慮してくれると思います。
みなさんも良い出会いがありますように・・・


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